Logic Pro × 作曲テンプレ ― Rock特化版

夏フェス系
ガールズロック

SHISHAMO「君と夏フェス」スタイル

ギターはクリーン〜ちょい歪み。
明るくて疾走感があって、歌詞が全部「青春」。
難しいテクニックはいらない。気持ちで作る。

中高大学生向け Logic Pro 夏フェス系 ガールズロック
このスタイルの特徴
🎸
ギターはシンプル
難しいソロなし。シンプルなコードストロークとリフだけ。SHISHAMOはシンプルさがかっこよさ
☀️
明るいマイナー
暗くなりすぎない。マイナーキーでも疾走感があって夏っぽい。切なさの中に希望がある
🥁
ドラムが主役級
SHISHAMOはドラムがめちゃくちゃうまい。重くてはっきりしたドラムが曲を引っ張る
🎤
メロディーが歌える
誰でも口ずさめるキャッチーなメロディー。難しい音程ジャンプなし
💚
歌詞が全部青春
「君」「夏」「フェス」「一緒に」。中高生の日常をそのまま歌詞にする
テンポは中〜速め
早すぎず遅すぎず。走りたくなるくらいの速さ。BPM 155〜165が多い
STEP 01 ― まず設定する
パラメータおすすめ値理由
BPM160「君と夏フェス」は疾走感が命。迷ったら160
キーA minor(Aマイナー)SHISHAMOが好んで使うキー。暗すぎず明るすぎず青春っぽい
拍子4/4これ以外にしない
ギターの歪み控えめ(Gain 4〜5)SHISHAMOはクリーン〜ちょい歪み。ガリガリしすぎない
STEP 02 ― 夏フェス系の構成(時間軸)

SHISHAMOスタイルはAメロが短めでサビが早めに来る。テンポが速いので体感3分くらいでまとまる。

0:00
イントロ
4〜8小節
ギターリフだけ。短くてインパクト重視。「あ、この曲だ!」ってなるフレーズを作る
💡 SHISHAMOのイントロはシンプルなリフを繰り返すだけ
0:10
Aメロ
8小節
ドラム・ベース・ギター全部入り。ギターはコードをシンプルに刻む。歌詞で情景を描く
0:24
Bメロ(プリコーラス)
8小節
少しテンションを上げる。「ねえ聞いてよ」みたいな転換点。サビへの期待を高める
0:37
★ サビ(コーラス)
16小節
全力!ギターをジャカジャカ、ドラムをガンガン。「君と夏フェスに行きたい!」みたいな感情爆発
💡 サビは16小節を2ループ(8+8)で作ると自然にまとまる
1:05
Aメロ2
8小節
歌詞を変えて繰り返す。1番より少しだけ気持ちが前向きになる内容にするとよい
1:18
Bメロ2
8小節
同じでOK
1:31
★ サビ2
16小節
コピペでOK。ここで感情が最高潮に。ギターをより前に出してもいい
1:59
間奏(ギターソロなし版)
8小節
SHISHAMOはギターソロよりもドラムが暴れる間奏が多い。イントロのリフを繰り返すだけでOK
2:13
★ 大サビ
16小節
最後の感情爆発。コーラスのコピペでOK。「夏が終わっても忘れない!」みたいな締め
2:41
アウトロ
4〜8小節
イントロのリフを繰り返してフェードアウト。「夏の余韻」を残す
STEP 03 ― コード進行(SHISHAMOスタイル)
🎸 Aメロ ― 落ち着いた疾走感
Am F C G
🎵 各2小節ずつ。8分音符でジャカジャカ刻む。ギターのゲインは控えめ(4程度)
☀️ Bメロ ― テンションを高める
F G Am E
最後のEコードがサビへの「合図」。Eだけマイナーじゃなくてメジャー(E)を使うのがポイント。緊張感が出る
🌅 間奏 ― イントロと同じでOK
Am F C G
🎵 Aメロと同じでOK。ドラムを派手にするだけで雰囲気が変わる
STEP 04 ― Logic Proで使う音源
🥁 ドラム
Drummer
スタイル:「Rock」
ドラマー:「Kyle」
※女性ドラマーのイメージに近い。タイトで明快
🎸 ギター(メイン)
Guitar Amp Designer
プリセット:
「Vintage British」
Gain:4〜5
クリーン〜ちょい歪み
🎸 ギター(サビ)
Guitar Amp Designer
プリセット:
「British Invasion」
Gain:6〜7
サビだけ少し歪ませる
🎸 ベース
Bass Amp Designer
プリセット:
「Rock Bass」
ルート音を8分音符で。サビは少し動かす
🎹 キーボード
Vintage Electric Piano
プリセット:
「Suitcase EP」
サビで薄く入れると「夏感」が増す
🎤 ボーカル感
Retro Synth
プリセット:
「Warm Lead」
メロディーを打ち込む。歌う感じを意識して
STEP 05 ― SHISHAMOスタイルの必須テクニック
🎸
ダウンストローク連打
サビのギターはアップダウンせず、ダウンだけで力強く刻む
→ ピアノロールで8分音符をベタ打ち。アップストロークなし。これがSHISHAMO感の源
🥁
ドラムを前に出す
SHISHAMOはドラムが主役級。ギターより目立つくらいでいい
→ Drummerの音量を−1dB程度。ギターより大きめにする。キックとスネアははっきり鳴らす
☀️
ギターはダブルトラッキング
同じギタートラックを2本にして左右に広げると「バンド感」が出る
→ ギタートラックをコピーしてPan L-50 / R+50に設定
🎵
シンプルなイントロリフ
複雑なフレーズは不要。Am→F→C→Gのコードを弾くだけでもイントロになる
→ Aマイナースケール(A C D E G)の音でシンプルな4音フレーズを作る
🌅
Eコードで「夏の予感」
Bメロ最後のEコード(メジャー)が「これからサビだ!」という期待感を作る
→ Bメロ最後だけ Am→E に。E単体をたっぷり2小節鳴らしてからサビへ
💚
コーラスエフェクト
ギターにコーラスをかけると「夏っぽい揺れた音」になる
→ Guitar Amp DesignerのModulationセクションでChorusをONに。Depthは30%程度
STEP 06 ― 「夏フェス感」のメロディーを作るヒント
🎵 Aマイナースケール ― 使っていい音
A(ラ)
B(シ)
C(ド)
D(レ)
E(ミ)
F(ファ)
G(ソ)
Aメロのコツ:低めの音(A〜D)を中心に。語るような、話しかけるようなメロディー。

サビのコツ:高めの音(E〜A)を中心に。サビの最初に一気に音域が上がると「爆発感」が出る。

SHISHAMO流:メロディーは歌詞と一緒に考える。「き・み・と・な・つ・フェ・ス・に」のように歌詞を先に決めてリズムに当てはめると作りやすい。

音の動き:大きく跳躍しすぎない。隣の音(順次進行)を中心にするとキャッチーになる。
STEP 07 ― Logic Proでの作業順
1
プロジェクト作成
BPM 160・Aマイナーで開始
File → New Project → BPM 160に設定。「夏フェスで走りたくなる」くらいの速さ。
💡 まず鼻歌でメロディーを作ってから打ち込む方法もアリ。スマホのボイスメモに録音しておく
2
ドラム
DummerのRock「Kyle」でドラムを作る
シンプルなビートで始める。サビのセクションでFillを「多め」にしてドラムを暴れさせる。音量はギターより少し大きめ。
💡 SHISHAMOのドラムは「シンプルだけど力強い」。余計なことをしない
3
ベース
ルート音を8分音符で刻む
Am→F→C→G のコードに合わせてA→F→C→G のルート音を8分音符で。サビだけ少し動かしてもいい。
💡 ベースはシンプルで安定感があるほどいい。動きすぎない
4
ギター(Aメロ)
Vintage BritishでAメロのコードを打ち込む
Am→F→C→G を各2小節。8分音符でジャカジャカ刻む。ゲインは4程度のクリーン寄り。コーラスエフェクトを薄くかける。
💡 ギタートラックを左右にコピーして広げる(L-50 / R+50)
5
ギター(サビ)
British InvasionでサビのギターをGain 6〜7に
C→G→Am→F を各1小節。ゲインを上げてダウンストローク連打。Aメロとの音の変化が「爆発感」を生む。
💡 サビはAメロより音量を+2dBくらい上げると自然な盛り上がりになる
6
メロディー
Retro Synthで「歌う感じ」でメロディーを入力
Aマイナースケールの音を使う。Aメロは低め(A〜D)、サビは高め(E〜A)を意識。フレーズ間には空白を入れて「息継ぎ」を作る。
💡 「歌えるかどうか」が全ての判断基準。歌えないメロは聴きにくい
7
イントロリフ
シンプルな4〜8音のリフをイントロに置く
Aマイナースケール(A C D E G)の音でシンプルなフレーズを作る。これがアウトロでも使える「曲の顔」になる。
💡 難しく考えない。Am→F→C→Gをアルペジオで弾くだけでもイントロになる
8
全体仕上げ
音量バランスを整えてAdaptive Limiterを挿す
ドラム:0dB / ベース:−3dB / ギター:−4dB / メロディー:−2dB。マスターにAdaptive Limiterをプリセット「Pop/Rock」で挿す。
💡 通して聴いて「夏フェスで聴きたい!」と思えたら完成
STEP 08 ― 完成チェックリスト
BPMを160に設定した
夏フェスで走りたくなる速さ
DummerのRock「Kyle」でドラムを作った
ベースのルート音を打ち込んだ
Aメロにクリーン系ギター(Gain 4)を打ち込んだ
サビにちょい歪みギター(Gain 6〜7)を打ち込んだ
ギターをダブルトラッキングした(L-50 / R+50)
Bメロ最後にEコード(メジャー)を置いた
サビへの「夏の予感」
メロディーを作った(Aマイナースケール内)
イントロとアウトロに同じリフを使った
通して聴いて「夏フェスで聴きたい!」と思えた
これが合格サイン
書き出し(File → Bounce)した