Logic Pro × 作曲テンプレ vol.2

LoFi & Chill
SONGCRAFT

難しいことは何もない。
ゆっくり・ぼんやり・あたたかい音楽を、
このページの順番通りに作るだけ。

中高大学生向け Logic Pro 思考停止OK LoFi・チル
STEP 01 ― まず設定する
パラメータおすすめ値理由
BPM75〜85LoFiの核心。遅さが「チル感」を生む。迷ったら80
キーF major(Fメジャー)あたたかく穏やか。ジャズっぽさも出る
拍子4/4これ以外にしない
グリッド1/8(8分音符)タイミングをわざとずらすのがLoFiの味
STEP 02 ― 構成(シンプルでOK)

LoFiに「サビ」は必要なし。ループ感が大事。

INTRO
8小節
ピアノだけ。静かに始まる
MAIN LOOP A
16小節
メインの雰囲気。全楽器が入る
BREAK
8小節
ドラムを抜く。息継ぎ
MAIN LOOP B
16小節
Aと同じでOK。少し音を足してもいい
OUTRO
8小節
徐々にフェードアウト
STEP 03 ― コード進行(これだけ覚える)
🌙 メインループ ― LoFi定番進行
Fmaj7 Em7 Am7 Dm7
「7th(セブンス)」がつくのがLoFiのポイント。ふわっとした響きになる
🎵 これを延々と繰り返すだけ。終わりを感じさせないのがLoFi
☕ バリエーション ― 少し切ない版
Am7 Dm7 Gmaj7 Cmaj7
🎵 BREAKセクションで使うと雰囲気が変わる
🌧 雨の日版 ― 内省的な進行
Dm7 Am7 Bbmaj7 C7
🎵 どんよりした天気の日に聴きたい系。勉強BGMにもなる
STEP 04 ― Logic Proで使う音源
🥁 ドラム
Drum Machine Designer
プリセット:
「Vintage Kit」
かならずヴィンテージ系を選ぶ
🎹 ピアノ
Vintage Electric Piano
プリセット:
「Suitcase EP」
LoFiの主役。これ一択
🎸 ベース
Bass Amp Designer
プリセット:
「Vintage Bass」
ルート音だけ弾く
🎷 雰囲気
Studio Horns
プリセット:
「Muted Trumpet」
たまに短く鳴らすだけでジャズっぽくなる
🌿 テクスチャ
Alchemy
プリセット:
「Tape Noise」か「Rain」
音量を下げて常に鳴らす
🎵 メロディ
Vintage Electric Piano
コードと同じ音源でOK。
音量を上げてシンプルなフレーズを乗せる
STEP 05 ― LoFiっぽくする魔法のテクニック

これをやるだけで「なんかLoFiっぽい」になる。

🎞
Vinyl Distortion
レコード盤の「シャー」という音を加える
→ マスタートラックに「Bitcrusher」を挿してDepthを少しだけ上げる
🌊
タイミングをずらす
ピアノの音を少しだけ遅らせると「人間らしさ」が出る
→ ピアノロールで音符を数ティック(5〜10)後ろにずらす
🔉
ローパスフィルター
高音をカットして「こもった」音にする
→ Channel EQで8kHz以上をばっさり下げる
🏠
リバーブを深くかける
「部屋の中で鳴っている」感じを出す
→ ChromaVerb をピアノに挿して「Room」系を選ぶ
🎚
ドラムを弱くする
ドラムが主役にならないのがLoFi
→ ドラムのフェーダーを−8〜−10dBまで下げる
☁️
コードは長く伸ばす
音符を小節いっぱいまで伸ばすと眠くなる(いい意味で)
→ ピアノロールで音符の右端をドラッグして伸ばす
STEP 06 ― Logic Proでの作業順
1
プロジェクト作成
BPMを80に設定してプロジェクトを開く
File → New Project → BPMを80に変更。これだけで雰囲気が出始める。
💡 アニソンテンプレの倍くらい遅い。最初は違和感があるかも
2
ドラムを作る
Drum Machine Designerで「Vintage Kit」を選ぶ
キックを1・3拍目、スネアを2・4拍目に置く。ハイハットは8分音符で。シンプルに、余白を大切に。
💡 音符を詰め込まないのがLoFiのコツ。8小節に16個くらいで十分
3
ピアノコードを打ち込む
Vintage Electric Pianoでコード進行を入力
「Fmaj7→Em7→Am7→Dm7」を各2小節ずつ。音符は小節いっぱいまで伸ばす。Velocityは70〜90でランダムに。
💡 Fmaj7は「F・A・C・E」の4音を同時に押さえる
4
ベースを追加
コードのルート音だけをゆっくり弾く
F→E→A→D の音を各小節の頭に1音だけ置く。長さは2拍分でOK。
💡 ベースは目立たなくていい。「あると安定する」程度の音量
5
LoFi加工をする
STEP 05の魔法テクニックを3つ以上適用する
まずローパスフィルター(Channel EQ)→ リバーブ(ChromaVerb)→ Bitcrusherの順で試す。音が「こもってくる」のを感じたらOK。
💡 やりすぎ注意。「なんかLoFiっぽい」程度が正解
6
環境音を足す
AlchemyでTape NoiseかRainを常に鳴らす
音量は−20dBくらいまで下げる。聴こえるか聴こえないかくらいが正解。
💡 これだけで「作業用BGM感」が出る
7
フェードアウトで終わらせる
OUTROでマスターフェーダーを徐々に下げる
Mix → Automation → マスタートラックのフェーダーをOUTROの8小節かけてゼロまで下げる。
💡 LoFiは「終わる」より「消える」感じが合う
CHEAT SHEET ― Fメジャースケール音一覧
F
ファ
ホーム
G
経過
A
穏やか
Bb
シ♭
あたたかい
C
安定
D
切ない
E
浮遊感
STEP 07 ― 完成チェックリスト
BPMを80に設定した
キーをFメジャーにした
Vintage Drum Kitでドラムを作った
Vintage Electric Pianoでコードを打ち込んだ
ベースのルート音を入れた
Channel EQでローパスフィルターをかけた
ChromaVerbでリバーブをかけた
環境音(テープノイズ or 雨音)を入れた
BREAKでドラムをミュートした
OUTROでフェードアウトを設定した
通して聴いて「眠くなる(いい意味で)」を確認した
書き出し(File → Bounce)した